必死に頭をフル回転させていると、


突然青葉くんが振り返る。



「あ、そうだ。

昨日のことバラされたくなかったら、



今夜僕に付き合ってくださいね」



満面の笑みで悪魔のようなこと言い放った彼は、
立ち止まる私を置いて自席へと戻っていった。



私は茫然としながらも、


もうお酒は一生呑まないと心に誓った。