「宮城先輩、お話し中失礼します」


その声の主に思わず身体が固まってしまう。


数時間前までベッドの上に一緒にいた青葉くんが、
いつの間にか私達の後ろに立っていた。


「な、ナンデスカ……」


(まずい、動揺してカタコトになっちゃった…)


「この企画書の件について、
少しご相談したいことがありまして…

お忙しいところ申し訳ありませんが
少々お時間いただけませんか?」