そして、ロビンは健太郎に言われた通り、午後二時の面接に間に合うように身支度を整えた。
昨日買った、グレーのスーツを身にまとう。
気持ちがピンとなるのが心地よかった。
出掛けるには少し時間があったので、昨日、何度も着信が入っていた友達にメッセージを送信した。
“住む所が決まりました
今までお世話をしてくれて本当にありがとう
落ち着いたら、また住所とか教えるね”
加賀谷君にとって、いずれ今の仕事からは離れるつもりでいるとしても、ボスの機嫌を損なう事は絶対に避けなければならない。
加賀谷君のおかげでロビンの今がある。
あの時、逃げ場を作ってくれた彼に感謝してもしきれなかった。



