その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党



「ロビンがEOCで働く事は決定事項だから。
OK?」


ロビンは小さくため息をつく。


「英語でのPC操作は大丈夫だよね?」


どんどん話を進めていく健太郎に、ロビンは静かに首を横に振った。


「ケン…
私、今は、本当に無理なの…」


「何が無理なの?」


健太郎の言葉に優しさはない。
優しさばかりじゃ何も前に進まない事を、健太郎はちゃんと心得ている。

ロビンが自分に隠している事がたくさんある事も、健太郎は最初に会った時から分かっていた。
今さら、何を言われても健太郎の計画は進んでいくだけだ。


「私… 実は…
住む所もお金もなくて、今、知り合いの家に置いてもらってるんだ。
お金が貯まったら、安いアパートに移ろうと思ってる。
だから、住所がないから、ちゃんとした所では働けない」


健太郎は心の奥に怒りの炎が燃え盛るのを感じていた。
それはロビンに向けてではない。


「僕の知っている西園寺えりかの情報では、高級マンションに住んでるし、かなり稼いでる。

ロビン、そんなはずはないだろ?
この年齢であんだけ働いて、何もないなんて」