その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党



ロビンが夜の公園でスマホを見ていたら、突然、健太郎から電話が入った。
健太郎と再会したのは今日のお昼の話で、まだ一日も経っていない。


「ハロー」


ロビンがそう言うと、健太郎はロビンが外にいる事をすぐに察した。


「今、どこに居るの?
こんな時間に」


ロビンは言葉に詰まる。
知り合いの家に居候しているなんて、そんな事絶対に言えない。


「ちょっとコンビニまで買い物に行って、その帰り」


「ふ~ん」


ロビンは健太郎のふ~んという相槌にちょっと笑ってしまった。
子供の頃と何も変わってないから。


「ロビン、急で悪いんだけど、明日、面接になったから。
午後2時にEOCまで来てほしいんだ」


ロビンは驚いてスマホを落としそうになる。
面接? EOC?


「ちょうど僕の会社でバイトを募集してて、社長にロビンの話をしたらOKだって。
とりあえず三か月の契約で、詳しい事は明日の面接で話すって。
良かったね」


ロビンは黙ってしまった。
今の自分がそんなEOCで働けるわけがない。
住む所もお金も洋服だって何もないのに。
面接に着ていくスーツだって。


「ねえ、今、どこにいるの?
あのカフェの近く?」


そんなロビンに健太郎は次々と質問をぶつける。
ロビンは首を横に振るだけで、やっぱり言葉に詰まってしまう。