その男、イケメンエリートにつき冷酷そして甘党



健太郎はちょっと気まずかった。
ロビンが有能かどうかは何も分からない。


「いるんですが…
学歴は期待しないでください。
でも、言語はすばらしいレベルだと思っています」


健太郎はさっきジャスティンに説明したとおり、ロビンの言語に関しての有能さをトオルへ力説した。


「ま、俺は男でも女でもどっちでも構わないから。
とにかく、今、この会社の人手不足を解消してくれるのなら大歓迎だよ。
仕事を家に持ち帰りたくない俺としては、すぐにでも雇ってもらいたい」


ジャスティンも隣でうんうんと頷いている。


「じゃ、その件は明智君からソフィアに頼んでみて。
明智君の頼みなら、ソフィアは喜んでOKを出すはずだし」


トオルは満面の笑みになっている。
もう勝利を確信したみたいに。


「…はい、分かりました」


健太郎はそう返事をしたが、ちょっと気持ちは凹んでいた。
ロビンの履歴書をどう書けばいいか、と。

健太郎はあれこれ悩む前に、中国に滞在中のソフィアへ早速電話を入れる。
健太郎はソフィアに一通りロビンの事情を浅く説明して、ベトナムとアメリカのハーフで四か国語を話せると、そこだけを必死にアピールした。