ロビンはキスをせずにいられない。
ケンを愛してる。
それは間違いない事。
この可愛らしいくちびるも柔らかい白い肌も、子供の頃からずっと愛してる。

ロビンのキスに反応して、健太郎はロビンを抱きしめ持ち上げた。


「僕がこんなに疲れてるんだから、ロビンはもっと疲れてるよね…
ほら、一緒に寝よう」


ロビンは、こんな時に子供じゃない健太郎を意識してしまう。

簡単に私を持ち上げるたくましさをいつの間に身につけたのだろう。
腕力だけじゃない。
私を守り抜くと誓った男性としての強さと、私を蕩けさせる官能的な魅力と。
ケンの身体の温もりは、きっと、私が求めていた故郷の温もりに似ている。

大好きだったママのキスと優しいハグと、そしてあの頃のベトナムの記憶に…