鈴花 side


「であるから、ここは……」


夏休みのとある日


修の家で、私と修が勉強していた


修は、私がわからない所を解決してくれていった


すごくわかりやすい


さすがだなー……


「……鈴」


「何ー?」


問題を見ていた目を修に移した


「鈴が顔見せてくれないと、俺やる気でない」


修は、甘えたいと言わんばかりの表情をしていた


「……じゃあ、ずっと見てて」


自分にこんな言葉が出てくるだなと少し驚いた


「……見てるだけじゃ足んない」


そう言って、私を床に押し倒した


「勉強は??」


「鈴にとっては、これも勉強だ」


そう言いながら、メガネを取って、私の首筋に顔を近づけた


「キスマークだけは、つけないでね……」


私は顔を赤くして、顔を反対側に逸らして言った


「あとで俺にもつけてもらうから、許して」


首元でそう言って、強く噛んだ


「っ!」


私は目を瞑って、眉間に皺を寄せた