【完】溺愛男子の愛し方




ホームルームが始まったっていうのに、修平以外は誰も気にせず、のんびりしていた


それが普通


この学校は近所にあるけど、実はバリバリの進学校


学校の中で一番有名な人……頭が良かったり、学校中が知っているような人たちだけが入ることを許される生徒会


昔、進学校だから頭の良い人たちがたくさんいたんだけど、人間性には欠けている……という祐に似ている人たちが溢れていたらしい


今でも少なからずいるのだけれど


そんな人たちの収集ができなくなったせいで、代表を優秀な生徒にしようということが学校で決まったらしい


その影響で、ここの生徒会は先生たちが公認した人たちでなければ、入ることは許されない


ホームルームや授業に遅れても休んでも、ある程度はカバーしてもらえる


ありすは家事情だけど、私たちは違う


鈴花は運動神経に長けていて、公認された


祐は、学年一位


修平も負けずに、ニ位か三位にいる


そのニ位と三位を争っている相手が私


大抵、負けるけど


隼人はバカだけど、国語力と記憶力だけで五位以内には入る


あ、鈴花も五位以内にいつもいるよ


隼人の場合は、もはや奇跡に等しい