【完】溺愛男子の愛し方


「私は、祐の付き添い」


「これを置きたくて」


「ったく……。さっさと持って帰れよ」


「わかってるよ」


「しっかし、なんで祐ばっかにラブレターが来んだよ。俺なんか、もらったことねぇーぜ?」


そう言った隼人に、私が返した


「隼人は普段、チヤホヤされてるじゃない。祐は、そんなタイプじゃないから」


嫌味っぽく言ってから、近くの椅子に座った


「美音センパイ、どうぞ~」


ありすが、いつの間にか入れてくれていたジュースを渡してくれた


「ありがとう」


「いいえ~」


ありすはニコッと笑って、鈴花に渡しに行った


「じゃあ、俺には魅力がねぇーって言うのか!」


ピーピー騒いでいる奴が、隣にきた


「うるさいわねぇ。あんたには来ないんだから、そうじゃないの?」


隼人とは、いとこだけど、幼なじみでもある


私と祐と隼人は、小さい頃からの知り合い


まぁ、うざいだけだけど