「久我……!?帰ったんじゃ」
「別に帰ったなんて言ってないだろ」
「え、でも今日は……」
「冬休みの予定、一緒に決めんだろ?」
「なっ……!」
久我は今、目の前に向井くんがいるとわかっていながら、その話をしているのだろうか。
慌てて向井くんに誤解だと言おうとしたけれど、久我は私の腕を引き、後ろから抱きしめてきて。
「ちょっ、久我……んんっ」
さらに強引なキスで、唇を塞がれてしまう。
まさかの展開に頭が追いつかない。
だって今、目の前には向井くんがいて……。
抵抗しようとしたけれど、そのキスの甘さに頭がうまくまわらない。
あっという間に息を乱され、久我の思い通りになる体。



