それでも学級委員として、仕事は真面目に取り組まないと。
いくら悲しいからって、委員会を疎かにしてはいけない。
「向井くん、本当にごめんね……!
もう大丈夫だから!委員会の話しよう!」
教室に着くまでの間に、配られた書類に目を通す。
そこまできてようやく向井くんが話そうとしていた内容を理解できた。
「あ、このことだよね!
冬休みに向けての……」
「日南さんのそういうところ、好きだなぁ……」
「……へ」
ようやく張り切って、委員会のことを話そうとしたときだった。
向井くんが突然口を開いたかと思えば、“好き”と口にしてきて。
思わず固まってしまう。



