廊下の突き当たりを曲がって職員室へ入ろうとすると…



「…芹沢、本気か?」

一気に胸が詰まる。
" 芹沢 "とは淩矢の名字、声からして話しているのは陸上部の顧問の先生と淩矢で間違いないと、私は確信する

気まずくて曲がりきれず、角に隠れて
聞き耳をたててみる

と、