「…ほんっと、麻里華は素直じゃないょねー」 親友の桐谷 朱美(きりや あけみ)が呆れたように溜め息をついた。 今は、入学式の真っ最中。 長たらしい校長先生の話しを聞き流し、あたしは隣りに座っている朱美にさっきの出来事を話していた。 「涼くんがモテるのは、今に始まった事じゃないでしょう?それなのに、ヤキモキしてあんな事言って…」 「…うぅ゙っ;だ、だって…」 「だってじゃない!言い訳しないのっ。そんなんじゃ、いつまでたっても素直になれないょ?」 朱美がいつものように叱る。 .