「でも、苗字違うよね?」
「結婚したからな」
だからか。
てか、凄い偶然。
「姉貴が、"さっき凄い可愛い子と話した"って言ってたから。
まさかと思って、お前の名前を言ったら的中だった。
けどすぐに別れたって言うから丁度外にいた直に"家"の周りを急いで調べさせた」
「いきなり嶺亜の慌てた声に本当驚いたよ!そしたら、茶色で長い髪の女の子が車に乗せられていたから、嶺亜と2人で来たんだよ」
私だと気付く特徴が少ないけど、よくそれが私だと分かったね。すごっ。
「わり、遅くなって。もっと早く来ていればこんな傷、阻止する事出来たのに」
そんな優しい言葉を今投げかけないで…。
今にでも、涙が大雨のように流れてきそうだから。
でも、こういう所。朝の時の怜奈さんにそっくり。
『私が言える事はこれぐらい。
ごめんなさいね、もっといい情報を教える事が出来れば良かったのに』

