どうして?

どうしてそこまでして、私の事助けてくれるの?

私の頭の中は、この事ばかり。

でもやっぱり、助けに来てくれたのは凄く嬉しい。


「ま、今日は警告しに来ただけだからこれでおしまいにするけど。追って来たらダメだよ?」


ナイフを突きつけたまま、次は私に言葉が課せられる。


「まだあの事件の事、調べてる事が分かったら次は殺すからね?ゆーのちゃん!」


そう言うと、金髪の男は外に止めてあったのか。車のドアが閉まり、勢いよく去って行く音が聞こえた。