探し求めている…?
っ!!まさか!
「……亮龍会」
「ご名答!」
なんで亮龍会のやつらがここに?
ああ、そうか。
玲奈さんと別れて、人気のない所になった途端、背後から近付いて、眠らせる薬とかをタオルにつけて私を眠らせ、ここに連れて来たって訳ね。
ガシャッ。
体を動かそうとしたら、私の手首はロープで縛られていて、鉄骨に吊るされている。
足も同じようなロープで縛り付けられている。
「君に、警告をしに来たんだよ」
「は?」
「君の母親が死んだのは本当に残念だったよ〜。即死だと聞いた時は腹抱えて笑ったけどね!はははっ!!」
コイツ……。
事件当時にあのワンボックスカーに乗っていた犯人か。

