自分の行動に恥ずかしくなって、競技の方に集中した。

私だけなんでこんなに心臓バクバクするの?

バクバクの心臓を落ち着かせるために深呼吸して落ち着かせる。


それもそれで、嶺亜くんの耳が真っ赤になっているのを、私以外の皆が気付いていた。


「今回の勝負、嶺亜だな」

「「「賛成」」」


直くんの言葉に颯馬くん、哲くん、京くんが納得していた。

同じ競技に出る度に沢山勝負した嶺亜くんと颯馬くん。





こうして、ドキドキした体育祭は幕を閉じ。

嶺亜くんと颯馬くんの勝負はまさかの、嶺亜くんが晩御飯の1年分と夏限定だけのアイスを奢る事になった。

見てた限り、嶺亜くんが勝ってたような気がしてたんだけど。気のせいだったか…。