あっという間に女子の部が終わり、次は男子の部。

男子の部では女子のパン食いとはまた違い、粉の中に入っている飴を取り出してからお題の紙へと向かう。

それを嶺亜くんと直くんがするなんて全く想像がつかない。


「嶺亜と直の粉まみれの顔が楽しみ〜!」

「まじそれ!」


翔馬くんと颯馬くんの顔は、本当に面白いものを見るという期待の笑顔。

この双子はある意味悪魔と言ってもいいかも。


それよりもすでに競技は始まり、司会の人が1位、2位、3位、4位と順番にお題の確認が終わった後。


直くんがいる第7走者が走り出す。


「直頑張れ!」

「直ちゃーん!頑張れー!!」

「直くん頑張れー!」


皆が応援する中、双子のお目当てであろう。
粉まみれになるであろう。例の所へ辿り着く。