愛する人の笑顔を守るために


途中途中心肺停止になり、このまま眠っていれば植物状態になってた可能性があったらしい。


私どんだけ死にかけたの…。



痛みと闘い、お父さんや千奈、嶺亜くんにも鬼瑠の皆にもリハビリを手伝ってもらった。

松葉杖で歩けるぐらいまでになった時。


一足先に怪我が治り、退院していた宮ちゃんがお見舞いに来てくれた。


「由乃ちゃん。本当にごめんなさい!」


久しぶりに会ったというのに、初っ端から頭を下げられる。


こうなったのは宮ちゃんのせいじゃない。

宮ちゃんが罪悪感抱く必要ないのに…。


「もう大丈夫だっ…「違うの」


最後まで言いかけの所で、宮ちゃんに遮られた。

違うって…何が?


「確かに。由乃ちゃんをはめた事にも謝ってるけど、本来は違うの。

本当は、嶺亜の彼女なんて嘘なの」