愛する人の笑顔を守るために


嬉しそうにはしゃぐお父さんは急いで嶺亜くんに電話をした。

てか、いつの間に連絡先交換してたの。



「由乃。もうちょっとここに居たいけど、お父さん仕事に戻らないと。

後で嶺亜くん達が来るからな」


なんだか、少し緊張するなぁ。


「うん。頑張って」

「よーし!頑張るぞー!!」


うるさ。

だからここ病院だって。



お父さんが仕事に戻り。

私は窓越しに青い空を見る。


そういえば、私は何日ぐらい寝てたんだろう。

目線を下に向けると、近くに植えられた木があった。


まさかの、木の枝がすべて裸のように丸見えだった。

1枚も葉がないって事は…。


「…冬?」




ガラガラッ!!


いきなり病室のドアが開き、少し驚く。


「…由乃」


嶺亜くん…。

感情を表に出さない嶺亜くんが、凄く嬉しそうな顔をしている。