愛する人の笑顔を守るために



「私がここににいるのは、由乃を死なせないため」



「私を?」

「そう。今の由乃にはお父さんや嶺亜くん、鬼瑠の皆がいるでしょ?」


なんで…。

なんでお母さんが鬼瑠や嶺亜くんの事を知っているの?




「由乃、これを見て」


お母さんの手元に出てきたのは1冊の白いノート。

英語で"memory note"(メモリーノート)と書いてある。


「メモリー…ノート?」

「又の名は、"記憶の保管本"」


誰のノートなんだろ。

お母さんのかな?


「このメモリーノートは、由乃のメモリーノートよ」

「私の!?」


「そう。由乃がこれまで出会った人達や嬉しかった事、楽しかった事、悲しかった事などをここに記載されるの。

これを持つものは、その人の親のみ」