愛する人の笑顔を守るために


「…は?」


何言ってんだコイツ。


「由乃ちゃんが嶺亜に言ったことは嘘なの!」


頭が全然追いつけてない。



「私ね。前から亮龍会と手を組んでいたの」


宮から出る衝撃の告白に驚かないわけがない。


「嶺亜を取られたくなくて、由乃ちゃんをはめたの。
でも、そのせいで私は亮龍会に刺されたの。
この傷は、自業自得って意味」


傷がある所に指を指す宮。

俺は宮の話を黙って聞いていた。



「それでも由乃ちゃんは、私に言ってくれたの。


『嶺亜くんや鬼瑠の皆は、私の大切な仲間なの。そんな嶺亜くんの彼女ということは、私の大切な人の中にも入るんだよ?』って。