愛する人の笑顔を守るために


なんだその作り話。
冗談にもほどがある。


「今先生がいなかった…あ!直も来てたんだー!」


宮が戻ってきて、俺は宮に問い詰めた。


「宮。由乃に俺がお前の彼氏だって言ったか?」


俺の問い掛けに一瞬固まったが、すぐに平然とする。


「えー?なんの事?」

「俺、由乃ちゃん本人から聞いたんだよ」


直の発言に手に持っていたりんごとナイフを机に置く。


「言ったよ?だからなに?ダメなの?」


コイツのこういう悪巧みはほんとムカつく。


「今すぐ由乃に会って謝ってこい」


誤解生むような事言ってんじゃねぇぞまじ。

由乃に嫌われたら俺はもう立ち直れないかもしれねぇ。


「嫌だ。ねぇ嶺亜。この際だから私達本当に付き合わない?」