「はぁ……はぁ……」


100人近くも倒していれば、流石に少し疲れてくる。

倒してもまた襲いかかるから、いくら経ってもキリがない。

分かってた事なんだけど。


これは体力の問題になってくるか。


一気に3人を相手してると、背後からの男に気付くも、前方にいる3人のせいで身動きが出来ない。

3人を蹴り飛ばし。殴ろうとするも、もう殴られる寸前。

その時。




「!!」


ドスッ。

勢いよく蹴り飛ばされた男は、1発で失神。


こんな所来るはずもない。
そう思ってたのに…。




「久しぶりだな、由乃」


口角を少し上げる彼。


「嶺亜くん……」


宮ちゃんの所へ行ったはずなのに、どうして…。

疑問に思っていると、私のすぐ横で別の男が倒れた。