月の光が照らすのは、金髪の男。

もうブサイクな顔は見飽きたわ。


「その噂流したの、やっぱりお前だったか」

「お!ピンポーン!大正解!」



『血の悪魔は人殺しだ』

誰が誰を殺したって?
本当ちっさい野郎だわ。



「じゃあ、ショータイムと行こうか?」


パンッ!


パンッ!


金髪の男がニヤリと笑うと、工場内の電気が灯される。

今朝あった機材も綺麗さっぱりと片付けられていた。



ざっと…200人ってとこか。

なんとまぁ、ご丁寧に1人1人鉄パイプやらナイフやらと持ち歩いちゃって。


私1人にそんな怯える事ある?

しかも、女よ?


「…完全に舐めやがって」