ー翌日ー
「それじゃ、行ってきます!」
「え!行ってきますのハグは!?」
カップルじゃあるまいし、誰が父親とハグするもんか!!
お父さんの言葉を耳に入れず、学校へと向かう。
今日はお店が定休日らしく、お父さんに見送られるのも久しぶりかも。
定休日でも新メニューとかの開発で家を空けることがあったからそうそうないのよね。
昨日、お母さんや亮龍会のことについて話してくれたお父さん。
何もかも自分のせいだと言い、落ち込んでいたから心配たったけど。
さっきのを見れば、完全におちゃらけたお父さんだわ。
元気になって良かった。
クスッと口角が上がる。
「由乃ちゃん!」
多くの学生や社会人が通る道で、背後から私の名前を呼ぶ声。

