愛する人の笑顔を守るために

確か、大学生の頃から付き合い始めたって言ってたっけ。


「いつしか、景子と結婚して幸せにしてやりたいと思った。

でも、そのためには亮龍会から足を洗わないといけなかった。
景子を大事にしたいからな。

だから俺は、辞めるって言ったんだ。

だけど、亮龍会から抜けたやつは皆殺されていた事に後から気付いた」


この言葉に、なんとなくだけど察しが付く。


「亮龍会は違法取引をしている事が多い。それを皆知っている。だから、口封じに殺されるんだ」


違法取引されているのは噂で聞いた事があったけど、本当だったんだのね。


そしたら、お父さんも殺されているはずだった。

じゃあどうしてお父さんは殺されなかったの?


私が思っている事に答えるかのように話を続けるお父さん。