最悪。

声をかけられるはめになってしまった。


てか、16時過ぎてるじゃない!!

早く来てー!

まだ来ないのかなと周りをキョロキョロ見る。


「なに?もしかして彼氏待ち?」

「まぁ彼氏ぐらいいるっしょ!でもそんなの関係ねぇわ!」

「だな!俺らと楽しいことしよーよ!」


こんな不良なんて1発でフルボッコだわ!

そんな事を思いながらも不良達を無視する。

何も答えずに離れようとするが、私の手首を掴んで来た金髪の男。


もう無理、我慢の限界。


「ちょこまかちょこまかとうるっさいんだよ。汚い手で触んな」

「いでででででっ!!」


殴ってはない。

いつもより低い声でただ口が悪くなって、手首を捻ってるだけよ。

痛がる男は少し涙目になっていた。

女の私にこんなことされて泣くなんて不良失格ね。