愛する人の笑顔を守るために


翔馬くんと颯馬くんは始業式には出ずに途中で帰ってしまったらしい。

ほんと何しに来たんだか…。



でも実際、用事もあながち嘘ではない。

今日はお父さんに『帰ってきたら話がある』そう言われた。
いつもおちゃらけたお父さんが、いつになく真剣な顔をしていた。


「ただいま〜」

「お!早いな!友達と遊ばなかったのか?」

「話があるって言ったのはどこのどいつよ」

「そうだったな!じゃあ一旦、そこに座ってくれるか?」


ダイニングテーブルの椅子に腰をかける。


今日は昼食無しで帰ってきたからお腹が空いている。

それを察していたのか、お父さんが私の好きな卵焼きとアイスココアを出してくれた。


いや、なんで卵焼きにアイスココアなのよ。
せめてアイスティーでしょ。

心の中でツッコミながらも、アイスココアを口に含む。