愛する人の笑顔を守るために


正直言って。私が落ち込んでたのは、別に宮ちゃんに酷い事を言われたからじゃない。

ただ。



『お前が好きだ。由乃』



彼女の宮ちゃんがいたにも関わらず。
なぜ私にあんな思わせぶりな事を言ったのかと言うこと。

遊びで言ったんだろうけど。


私は…。

私にとって嶺亜くんは…特別な存在だから。

好きだからこそ落ち込んだの。


「それなら良かった!嶺亜ね、明日には退院出来るって!」

「ホッ…良かった…」



嶺亜くんに謝りたい。

"熱があるのに、気付かなくてごめんね"って。


謝りたい。
そう思ったけど、それを宮ちゃんに阻止された。




「嶺亜のことなんだけど。これからはあまり会わないで欲しいの」

「え?」