愛する人の笑顔を守るために


「嶺亜くんは……大丈夫?」


病院に来て、改めて時間を確認した時は午後16時になっていた。

怜奈さんを見送ったのは朝の12時。


あれから4時間も時間が経っていたなんて……。

嶺亜くんはその間ずっと、我慢してたって事よね。


「嶺亜なら今、熱が下がってきたから直と一緒に話してるよ!」


急いでいたから、直くんを置いてきぼりにして大丈夫だったか心配だったけど。

嶺亜くんの病室にいるんだ。


「今日はごめんね!あんな酷い事言っちゃって」



ああ。あれね。


『由乃ちゃん、嶺亜は私の彼氏なの。出会ったばかりで申し訳ないけど。もし何かしたら許さないからね!』


「全然気にしてないから大丈夫だよ」