「上等よ!」

「……フッ」


ーードキッ。


鼻で笑った彼の口角が少し上がった。



イケメンって、どんな表情でもかっこよく見えるものなのね〜。

思わず胸がドキッとしてしまったじゃない。



「いい度胸してんな。今日はもう遅い。明日そこの駅で待ち合わせでいいか?」

「うん!」

「何時に来れる?」

「16時ぐらい」

「分かった」


これでやっと有力な情報が得られる!

不良の彼とは別れ、家に帰る。