「由乃ちゃん、嶺亜は私の彼氏なの。

出会ったばかりで申し訳ないけど。もし何かしたら由乃ちゃんでも許さないからね!」


車はスピードを上げて、病院の方へと向かって行った。




……

……


……どういう…こと?

宮ちゃんの彼氏が…嶺亜くん…なの?



じゃあ。なんで嶺亜くんは…私を好きだと言ったの?

嶺亜くんの事が分からない。



嬉しかったはずの言葉を、私は信じる事が出来なかった。