なるほど。


「はい!何もすることが無かったので、お誘い頂いて凄く嬉しかったです!」

「本当に由乃ちゃんは可愛いわね〜!あ、この際私の妹になっちゃう?」


一体この美人さんは何を言っているんでしょうか?


「妹だなんて、またご冗談を!」

「嶺亜と結婚すればいいじゃない!」

「ブゴッ……ゴホッゴホッゴホッ…」


口に含んでいた水が気管に入って、むせてしまった。


「はい!?」

「クスッ。冗談よ!冗談!」


…ですよね。
一瞬本気に聞こえた気がしたけど、私の勘違いだった。


「お待たせしました!」


注文してから20分ぐらい経ち、料理が私達の元へ運ばれてきた。



私は定食と食後のデザートを食べただけでお腹いっぱい。
なのに怜奈さんは、ペロリと3品の料理と食後のデザート2品を綺麗に食べた。