【side 由乃】
「またね!由乃ちゃん!」
「うん!またね!」
電車を降りて、千奈と次に会うのはきっと学校かなぁ。
なんて事を思う。
翔馬くんは千奈を送ってから鬼瑠の"家"に向かうらしい。
そして。嶺亜くんは宮ちゃんを送るため、"家"とは反対方向へと向かった。
「それじゃ、またね!」
鬼瑠の"家"の前に着き、4人にお別れを言って立ち去る。
「待って」
哲くんが私の腕を掴む。
「直」
「何?」
「早見の足、手当して」
……気付かれてたんだ…。
さっき、転びそうになった私を哲くんに助けてもらったんだけど。
本当は、右の足首を痛めてしまった。
「またね!由乃ちゃん!」
「うん!またね!」
電車を降りて、千奈と次に会うのはきっと学校かなぁ。
なんて事を思う。
翔馬くんは千奈を送ってから鬼瑠の"家"に向かうらしい。
そして。嶺亜くんは宮ちゃんを送るため、"家"とは反対方向へと向かった。
「それじゃ、またね!」
鬼瑠の"家"の前に着き、4人にお別れを言って立ち去る。
「待って」
哲くんが私の腕を掴む。
「直」
「何?」
「早見の足、手当して」
……気付かれてたんだ…。
さっき、転びそうになった私を哲くんに助けてもらったんだけど。
本当は、右の足首を痛めてしまった。

