なんて思いながらも、午前中の授業が終わり。

誰も使っていない空き教室で千奈と2人で昼食を食べていた。



「そういえば、由乃ちゃんは彼氏とか作らないの?」

「彼氏?」

「そう!」

「今は、いいかな」

「えー!なんでよ!由乃ちゃんはすっごく美人さんなんだから1人や2人ぐらい良い男、簡単に捕まえられるでしょう!」


なんか、悪意ないのは分かるんだけど。
嫌味に聞こえるのはなぜ?




彼氏か……。

1人だけいたけど、お母さんが亡くなってから別れたからなぁ。

あれ以来恋愛には興味がないのよね。

ま、復讐が終われば恋でもするでしょう。


今は復讐の事だけを考えないと。


「由乃ちゃんに彼氏が出来たら1番に報告するんだよ?そしたら、一緒にWデートしようね!」

「うん。分かった」


"いつか"の約束をして、放課後になる。