ベッドの上で寝転がり、起きてからずっと天井ばかり見てる。
昨日の暴走で、私は嶺亜くんの事が好きだと気付いてしまった。
「これからどうやって、話せばいいのよ…」
もう頭の中は嶺亜くんの事ばかり。
あー!もう!なんでこういう時に課題が終わっちゃったのよ!!
ープルルルルルッ、プルルルルルッ。
ビクッ。
1人で奮闘していると、着信音に体が反応してしまった。
画面に表示されていたのは、千奈の名前。
「も、もしもし!」
『あ!由乃ちゃーん!』
相変わらず元気そうな声。
『今ね、私鬼瑠の"家"にいるんだけど。由乃ちゃん来ない?』
「え…今…から?」
『うん!』
ど、どうしよう。
行きたいけど…ちょっと行きたくないという…気持ちがある。