「ひいぃぃぃえぇぇぇぇー!!」


もう変な叫び方になってるけど、そんなの気にしていられない!

少しだけ後ろを向くと、幹部の6人が速すぎて皆全然追い付いてないなかった。

ちょっとは待つとか……無いね。はい。


そのまま猛スピードで鬼瑠の"家"に帰ってきた。


「どうだった?由乃!」


バンダナを顔から外した颯馬くん。


「まぁまぁ怖ったけど、楽しかった!」

「後ろで叫んでたのにか?」

「それはっ!嶺亜くんのせいでしょ!!」

「はは!わりわり」


嶺亜くんが声を出して笑ったの、初めて見た…。

ーードキッ。


「嶺の笑った顔久々に見たわ…」

「嶺亜!もう1回笑って!」