今日は部屋じゃなくて、広場に来て欲しいと嶺亜くんが言っていた。
広場というのは、鬼瑠の"家"の中にある。
言わば、幹部の6人と2000人の仲間の人達が集まる場所の事。
何回か広場には来ているから、仲間の人達とも仲良くしてもらっている。
「お!由乃さん!」
「由乃さんお久しっす!」
「皆さんお久しぶりです!」
いつも通りに笑顔で挨拶したら、なんでか挨拶した人の顔が赤くなっていた。
熱でもあるのかな?大丈夫?
皆と他愛もない話をしていると。
いつもの外から通じる部屋の扉とは違い、広場に繋がる扉が開いた。
するとそこには、特攻服を着た颯馬くんが出てきた。
続けて、翔馬くん、京くん、哲くん、直くんが出てきた。
それぞれ、自分らしい色の特攻服を着ている。

