「ゔっ…てめぇ…」

「もう終わり?」


暗い夜道。
1つしかない街灯が地面を灯す中。10人の男達が1人の不良に倒され、お腹を抱えながら痛がっていた。

女の不良は赤いフード付きのコートを身にまとう。


彼女にとって喧嘩は、楽しいものであり、ストレス発散するものでもある。

あまりの楽しさに笑顔になると言うほど。



そんな彼女の通り名は "血の悪魔"



悪魔とも呼ばれる彼女の強さは50人相手でも、1人で楽々と倒せるレベル。
不良達の間で知らぬ者はいないという。


"売られた喧嘩は必ず買う"


どんなに自分より強い相手が現れようとも、必ず勝っていた。

だから彼女は強いのかもしれない。