人気者の彼は私だけに甘い

「はいっ!次の方どうぞー!」


店員さんの声で赤色の観覧車に乗った



私達は向き合った状態で座っている


自然にこうなった



喋らない状態だけど決して気まずくはない



窓の景色を見て樹くんにお土産を渡そうと思って声をかけた






「樹くん!」


「愛華」




私が声を出したと同時に樹くんも声を出す