「そうか…もし、平沢がわざわざ大阪から東京に来て警察庁で叫んだ理由がサクラ絡みだったとしたら…」 それは、立派なストーカーになる。 考えた事が同じだったのだろう。私と大河はお互い、何も発す事無く目を合わせた。 ただでさえ独占欲が強くて、心配性で、ちょっと束縛気質な大河なのに……もし本当に平沢君がストーカーになりかけているとすれば…… 「親父、悪ィ……。ちょっと平沢達也の事、今すぐに調べてくんねえか?」 ほら、こうなるのは目に見えてるもん。