「何よ、どうしたの?」 私の肩を三度優しくトントンと叩いてから『グッジョブ、ワトソン君』なんてワケの分からない事を発し、小走りでスカイラインまで駆けて行く大河。 ───頭の中にハテナマークしか浮かんでいないけれど、話の内容的に道路で聞くワケにもいかないし、ましてや少し前には子ども達が居る。 とりあえず合わせるようにして私も運動音痴ながら大河の背中を追った。