「どっちにしろ、サクラが危ないって事は間違い無いだろ。」 そう、ぽつりと呟いた大河は資料を机の上に置いてからベッドに腰かけた。 黙って見つめられると、彼の度が過ぎるほどの端正な顔立ちを実感し、柄にも無く顔が赤くなりそうだ。 「……今回は、俺が必ず守るから。」 「探偵としてじゃなく、お前の男として…神崎大河としてお前を守る。」 「だからサクラは安心してれば良い。」