第一章
「こら、千晶!!!! まだ、起きないの?学校に遅刻するわよ!」

下から母のどなり声が聞こえる。時計を見てみると8時30分。

「あれ?!!もう8時30分!!!!!やばい!お母さん弁当よろしく!!!」と言ってトイレへ駆け込む私。

「とっくの等に終わってるわよ!!!早くしなさいよ!」
猛スピードで階段を降りて学校行こうとする私しかし

「あんた、パジャマで学校行くつもり?」呆れた顔で聞いてくる母。その隣で爆笑してる父。
なんでーー!!!!

準備が終わり玄関に出ると、幼なじみの佐藤君が待っていた。

「おはよう」とボソっていう私

「なんで、いつも千晶は寝坊するんだよ?」と真顔で聞いてくる佐藤くんに私の顔はタコみたいに赤くなっていた。