「空、置いて帰るよ!」

「え?」

もう帰って良い時間なんだ。
帰れる!

「帰ろーぜ。」

さっきまでの元気のなさはなんだっていうくらいの勢いで教室のドアを出た。

「今日、コンビニ寄るの忘れてないでしょうね」

「あー、覚えてるぜ?」

俺が歩きながら、ゲームに夢中になってたから、忘れてるのかと思ったのか?

「もー、歩きながらゲームするの辞めなさいよ!好きなのもわかるけど、事故るわよ!」

「大丈夫だって。」