トントンッ。

「奈緒、明日遊園地行こう。」

「うん」

奈緒は誰ってなってるだろうけど、遊園地とかちゃんとしたことは、記憶に残ってるみたいだ。

「あの、明日大橋さんを遊園地に連れて行ってもいいですか?」

俺達は、許可をとりに看護師のところにいる。

「んー、どうだろう…でも、赤信号とかはちゃんと守れるよね?忘れてたら、どこ行くかわからないわよ。」