「その時、奈緒ちゃんに会いに俺が来た。俺が奈緒ちゃんを止めようとしてる間に、逃げた。というわけか。」

…、なんなんだ。
そうやって、奈緒を酷い目に合わせてたのか。

「見た目とかじゃない!性格で判断するんだよ!お前がやったことは、とても最低なことだ!わかってるよな?もしかしたら、殺してた奈緒は、死んでたかもしれないんだぞ?」

俺が思いっきり怒鳴った。
そしたら、怖かったのか高橋は泣き始めた。

「ごめんなさい。奈緒ちゃんのことも、今までのことも…」

そう言って、病室を出て行った。