嘘!奈緒が…
頭から、数的の血が流れていた。

奈緒は、救急車に運ばれて行った。
俺は、付き添いとして救急車の中に。

病院に着き。
奈緒は少し目を覚ましていた。

「あの、症状なんですけど…記憶喪失です。今、調べてもらっているのですが、自分の名前も分からない。そんな状態です。」

え…記憶喪失?
なんで…なんで…
俺のせいで奈緒がこんなことに…

「治るんですか?」

「治る人もいるし、ずっと治らない人もいます。それは、わかりません。」

そんな…ごめん。俺のせいで…
俺がスマホなんか触っていなければ、こんなことに…